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杉戸おもしろ探訪記

西行法師と見返りの松

円位の法名を持つ僧侶、西行法師。
西行法師見返りの松【西行法師見返りの松】
西行法師は、佐藤義清という元北面の武士でしたが、23歳の時に妻子を残して出家し、30年以上にわたり高野山で修行を続けました。歌人としても有名で、古今和歌集にも多くの歌が納められています。
西行は、文治年間に奈良東大寺再興のための旅で、奥州の藤原氏を訪ねるためにこの地を通ったという伝承があります。その際、この付近で病に倒れ、下高野の小庵で療養することになってしまったというものです。
村人の看護により全快した西行は、旅立ちのとき、村人との別れを名残り惜しむように、庵の庭先にある松の木を見て西行が振り返ったことから、村人がこの松の木を「西行法師見返りの松」と呼ぶようになりました。
その後、奈良東大寺の重源もこの地を訪れたといいます。この時、西行の故事を懐かしみ、松に笈を掛けたことから「笈掛けの松」とも呼ばれています。また、この庵を奈良の東大寺にちなんで東大寺と名付けました。なお、東大寺は明治政府の神仏分離令によって廃寺となり、その跡だけがあります。
現在の松の木は3代目のものといわれており、その碑は杉戸町指定の文化財第1号となりました。

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