環境配慮活動や環境配慮意識に関した話題で、よく取り上げられるキーワードが「ISO14001」や「環境マネジメントシステム」。
でも、「ISO14001」や「環境マネジメントシステム」と言われても・・・何?という方もいらっしゃると思います。
そこで、「ISO14001」や「環境マネジメントシステム」について御理解いただくために、「ISO」の概要を問答形式で説明させていただきます。
【ISO14001って何?】
Q、「ISO」って?
A、「ISO」とは「国際標準化機構」のこと。みんなが使い易いように共通のマークや物の大きさ等を決める機構です。(例)非常口マーク、ネジetc
Q、「ISO14000」シリーズって?
A、「ISO」が定めた「環境マネジメントシステム(以下、EMS)規格」のことです。つまり、みんなで使える「環境管理の基準」のこと。
Q、「ISO14001」って?
A、環境管理の基準の内、「EMSの仕様と利用の手引き」のこと。つまり、「環境管理の仕組みの作り方・使い方」です。「環境方針、目標を設定して、それを達成するためにはどうしたらよいか」が書かれています。
Q、「EMS」では、どんな方法を使うの?
A、「P(Plan)・D(Do)・C(Check)・A(Act)」サイクルを用いて効率的に行います。この「PDCA」サイクルの4ステップを繰り返し、じっくりと環境を改善していくのです。
【認証取得って何?】
Q、「ISO14001」を認証取得するには、どうしたらいいの?
A、それには、「環境管理の仕組みの作り方・使い方」にある「要求事項(すべき事)」を満たす必要があります。
Q、「認証取得」って?
A、「審査登録機関」が、企業や自治体に対して「要求事項をこなしているか」を審査
し、合格すれば「ISO14001の認証取得をした」ということになる。すると
登録証がもらえるのです。
【審査登録機関って何?】
Q、「審査登録機関」って?
A,「審査登録機関」は適切な能力を必要とします。だから、「審査登録機関」もまた「認定機関」から審査を受け、認められる必要があるのです。
Q、「認定機関」って?
A、「認定機関」とは、各国1機関と決められていて、日本では(財)日本適合性認定協会(JAB)がこれにあたります。
Q、「審査登録機関」のすることって?
A、「審査登録機関」は、「ISO14001」の「認証取得」を希望する組織に対して、その組織が作り上げたEMSが「要求事項(すべき事)」を満たしているかどうかを審査します。
【ISO14001を取得してどうなるの?】
〇地球環境への効果(環境保全率先実行計画の推進、グリーン購入の推進等)
・庁内での電気やガソリン等の燃料の消費削減。
・紙や建築資材等の資源の消費削減。
→ 環境への負荷を減らす事が出来ます。
・再生紙や低公害車等、環境への負荷が少ない製品に置き換える率先行動。
→ 次代を担う環境取組の推進が図れます。
・環境関連計画(環境保全率先実行計画等)に掲げる施策、目標の具体的な進捗管理。
→ 「計画を作って完了!」ではなく「計画の進捗を見届る」事が出来ます。
〇組織内部での効果(環境基本計画の推進、行政改革の推進)
・環境施策全般に対する職員意識の向上。
→ 環境行政の推進が図れます。
・プログラム策定作業により、業務の作業手順や根拠法令の文書化、マニュアル化。
→ 事務の効率化が図れます。
・全庁的な組織体制、責任体制の構築。
→ 行政事務の安定性が確保されます。
・システム構築により、体制及び責任が明確化。
→ 事務引継ぎの徹底化。事務の継続性が確保出来ます。
・PDCAサイクルを繰り返す事により、より良い行政サービス提供。
→ 職員の意識改革が図れます。
・外部機関による審査
→ 継続的な緊張感が確保されます。
〇住民や事業者に対する効果(自治体の場合)
・自治体が率先して環境保全活動
→ 取組の住民や事業者へ紹介が図れます。
・住民や事業者等に対する普及啓発。
・マネジメントシステム運用のノウハウを会得。
→ 事業者に対して適切な支援、指導を図れます。